このたび第15回 JAPSAM PRP・幹細胞研究会を2024年11月16日(土)、はまぎんホール
ヴィアマーレ(横浜市)にて開催させていただきます。
これもひとえに会員の皆様ならびに関係各位のご支援のおかげと心から感謝申し上げます。
今回のテーマは「再考・バイオロジクス」といたしました。
PRPや脂肪幹細胞等のポイントオブケアが細胞療法・再生医療として無視できないほど大きな成長を遂げています。外来で完結するお手軽さと低侵襲性が魅力となっていると思われます。PRPは同じ血液から作製しても、作製するための医療機器が異なると、全く性質が異なる成分組成になることが分かっているのですが、十把一絡げでPRPが議論されることが少なくありません。つまり、PRPを作製する医療機器ごとに、本来は適正使用基準が異なることが容易に予想されますが、そこからわざと目を背けて単純化させているような印象さえあります。レスポンダーとノンレスポンダーと分類するのは簡単ですが、なぜそのようになるのかの作用機序にもっと目を向けなければならないと思います。
本会では、PRPと脂肪幹細胞療法にフォーカスして適正性使用と作用機序について特に再考すべくシンポジウムを企画し、また、再生医療等安全確保法下で行われているこれら細胞療法・再生医療の実態とエクソソーム取扱い方を含めて、オピニオンリーダーからの講演によって会員と参加者の共通の理解を含めながら、第一線で活躍されている研究者の方々の様々な取り組みも紹介し、皆様と議論を尽くしていきたいと思っております。